みわの日記
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以前、ブログでもご紹介させていただいた、1/4の奇跡の映画の主人公で講演会や執筆活動なども行っていらっしゃるかっこちゃんこと「山元加津子」さん。
講演会の中で、とてもとても大切でいつもかっこちゃんをさり気なくサポートしてきてくれていた同僚の宮ぷーさんが、2009年2月に脳幹出血で倒れ、重篤な状態であることをお話くださいました。
そして、宮ぷーさんが少しでもげんきになるように皆さんの祈りの力を頂きたいとの思いで「宮ぷーこころのプロジェクト」というメルマガを配信されています。
講演会後、私も登録して読ませていただいていますが、一生寝たきりの状態だと言われた宮ぷーさんが、かっこちゃん達の献身的な介護のお陰で、腕・脚・頭などがつぎつぎに動くようになり、話すことは出来なくても、どうにかして意思の伝達をはかれないものかということで、意志伝達装置に行き着き、今ではその機械により、会話が出来るまでになりました。
ただ、その機械が実は今、かなりピンチの状態にあるというのです。
それで、もうあまり日にちがないのですが、みんなでなんとかその機械を残そうと署名活動をすることにしたらしいのです。
以下は、かっこちゃんのブログです。
どうか、賛同してくださる方は、ご署名よろしくお願いいたします。
第377号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと
2010年8月20日現在 参加者人数3404人
「8/20 昨日の宮ぷー」
このメルマガを初めて読まれる方へ
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://
今日は20日、宮ぷーが脳幹出血で倒れて1年半が経ちました。毎月20日が来るた
びに宮ぷーが倒れた日のことを思い出します。でも、その日をうれしい日にしよう
と、思い立ちました。いつもの月の20日でしたら、「メルマガを読んでくださって
いるみなさん、宮ぷーの日記をお一人でもいいので、転送をしていただけたらうれし
いです。お願いいたします」とだけ書くところです。けれど、今日はどうしてもどう
しても多くの方にお願いがあるのです。
宮ぷーが倒れた最初の頃は、月日が経つのがとてもとても怖かったのです。早く意識
が戻って欲しいとそればかりを願っていて、観なければいいのに、ネットや本で1ヶ
月戻らなければ、何割もう戻らないとか3ヶ月戻らないともう戻らないのじゃないか
とか、そんなことを気にしてしまっていたのです。その頃、私は宮ぷーの妹さんに何
度も言ったことがありました。「統計や確率がどうであろうと、お兄ちゃんは、必ず
意識を取り戻すよ。そして、そうなったら、なんとしてでも気持ちを伝え合えるよう
にする。だって私、そのお仕事をずっとしてきたんだもの。恭子ちゃん心配いらない
よ。大丈夫。また必ずお兄ちゃんとお話しができるようになるからね」恭子ちゃんに
そんなふうに言いながら、私は本当はまるで暗闇の中を大きな海に船出した小舟のよ
うに不安だったかもしれません。とにかく、思いつくことをしていくことしかできな
かったのです。けれども、もっと不安だったのは宮ぷーだったと思います。思いが
あっても、体のどこも動かず閉じ込められた状態で思いを伝えられない。それはどん
なに孤独でつらかったことでしょう。けれども、宮ぷーが思いを伝えられるようにな
るために大きな助けになったのが、様々な意思伝達装置の存在でした。
体のどこか動く場所がないか、あれば、いろいろなスイッチを使うことができる。も
しそれが難しければ、マクトスという脳波スイッチがある。そして、スイッチと意思
伝達装置のレッツチャット(宮ぷーが今使っている装置です)や伝の心とつなげれば
きっと思いを伝えられるとすがるように思っていました。そして、宮ぷーの首が8月
の終わりに動き出したときに、頭の横にスイッチを置いて、レッツチャットを使うこ
とができるようになったのです。だから、宮ぷーと私にとって、レッツチャットは恩
人だと思います。今も、さまざまな思いを伝えてくれるレッツチャットは、宮ぷーが
誰の手も借りずにスイッチを入れて、思いを伝えられる。「ありがとう」「ごめんね」
「気をつけて」「だいじょうぶ?」宮ぷーがレッツチャットで伝えてくれる言葉はい
つも愛にあふれています。テレビもレッツチャットとレッツリモコンとつなげて、
チャンネルを変えたりもできるし、ナースセンターへ連絡することもできるのです。
レッツチャットは宮ぷーの命綱とも言えると思います。
ところが、そのレッツチャットが実は大変なことになっているということがわかりま
した。宮ぷーと同じように息子さんがレッツチャットを使っておられる池原さんとい
うお母さんから署名のお願いが回ってきました。それはレッツチャット存続をパナソ
ニックの社長さんにお願いをする署名を集めてほしいというメールでした。そして、
販売店などに伺ったところ、もう在庫は限られているということもわかりました。そ
の在庫が終わったら、今のレッツチャットはもう無いということなのです。
いま、この時点でもレッツチャットが必要な方はとてもたくさんおられると思いま
す。意思伝達装置というものがあるということすら知られていないために、需要が少
ないということも大きな原因だと思います。だから、それを広めたいというのが、私
や宮ぷーの願いです。けれど、もし、そのことが広まっても、レッツチャットは既に
なくなってしまっているかもしれません。
私は特別な会社の機械だけを応援したいわけではないのです。マクトスも、トーキン
グエイドも伝の心も他の意思伝達装置もみんな大切。けれど、今、存続の署名が必要
なのがレッツチャットだと言うこと。そして、宮ぷーがお世話になって、命の絆であ
るのがレッツチャットであるということ。もしレッツチャットが壊れてしまったら、
宮ぷー自身も困ります。だって代わりがなくなるのです。そして今、レッツチャット
で命をつないでいる方が一杯おられるのです。その方々がとてもとても困ります。
だって、レッツチャットは命なのです。それから、新しく必要な方もたくさん居られ
るはずです。だから、レッツチャットは無くなっては絶対に絶対に困るのです。一定
数が集まり次第、パナソニックさんにお渡しすると言うことでした。私は病室でおろ
おろしながら、ベッドの周りを何度も回っています。どうしようどうしよう・・そし
てやっぱりみなさんにお願いするしかないと思いました。
どうぞみなさん、署名を集めていただけないでしょうか? 署名の用紙をアップしま
した。そこからダウンロードして、印刷していただき、署名を集めていただけますで
しょうか?
http://
いちじくりんからもダウンロードできます。
署名は何人でもいいのです。3人でも4人でもいいのです。私宛に郵送で送っていた
だけますでしょうか? その後、池原さんにお渡しします。署名の送り先の私の住所
は、kakko@js7.so-net.ne.jp$ (最後の$マークを消して送信下さい)に、「送り先
を教えてほしい」とメールをいただけたらと思います。あまり時間がなくてすみませ
ん。どうぞ宜しくお願いいたします。署名は9月2日に到着するようにお願いいたし
ます。
それから、私、思うのです。署名は大切だけど、署名にお手紙があったらいいかな
あって思いました。私はレッツチャットがあったおかげで、今の宮ぷーがあるし、す
ごくレッツチャットは大切だし、そんなレッツチャットを支えてくださってきた、
ファンコムさんやパナソニックさんはすごいって思うのです。本当にすごくすごく感
謝をしています。病気や障害はとても大切なんだということが、今は科学的にわかっ
てきていて、病気や障害のために苦しまれた方がおられるからこそ、すべての人を含
む社会が明日へ向かって歩いていけるのだということ。だから、障害を持った人や病
気の方を支えている大切な機械を作り続けてくださったパナソニックさんに感謝の思
いを伝えたいです。そして、絶対にレッツチャットをなくさないでくださいって書き
たいと思います。字が下手なのでワープロになるけど、書きます。もし、社長さんへ
のお手紙を書いて下さる方が居られたら、署名と一緒に私宛に送って下さい。とても
とてもうれしくありがたいです。
そしてもうひとつお願いです。ぜひ、このことをブログやミクシィやツイッターなど
でも、ご紹介いただけたらと思います。お知らせ下さる際には、上に書いた詳細内容
と一緒に送って頂くか、いちじくりん(http://
て下さるようにお伝え下さい。レッツチャットっていったい何だろうという方もおら
れると思うので、宮ぷーのちらしのこともお知らせいただけたらうれしいです。こん
なふうに使っているって分かっていただけるように思うのです。
今日、偶然、病室に宮ぷーにレッツチャットを持ってきてくださった業者さんが来て
くださいました。私はすぐにこの話をしました。業者さんは「大変だ」って言ってく
ださいました。「これは大変です。多くの人がそんなことになったら困ります」と
おっしゃいました。「この事実、みんな知らないから、リハビリセンターの方も、病
院のリハビリの先生たちも困られると思います。僕もやりますから」と言ってくださ
いました。まだおろおろしています。どうぞ皆さん宜しくお願いします。宮ぷーは今
日も「おかえり、まっていたよ、あいたかったよ」って書いてくれたよ。とてもとて
もうれしかった。宮ぷーはレッツチャットがあったからこそ、生きる意欲が湧いて、
こんなに回復したのだと思います。全国に何人もそんな方が居られます。どうぞよろ
しくお願いいたします。
かつこ
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